Android Marketは(ほとんど)審査がないので、どんなソフトでも公開出来ちゃいます。だからこそ自由なソフトが色々出て楽しいのですが、他人の作った物をそのまま乗っけていいわけではありません。
先日、じゃらん宿検索のAndroidアプリ、宿ろいどをリリースしたのですが、
今日、Android Marketで検索すると、「お宿ナビ」というアプリがリリースされていました。
作者さんはライセンス的に問題ないとおっしゃっています。その根拠は、コードが公開されているcode.google.comを利用する条件として、オープンなライセンス(GPLとかBSDとか)を採用することになっていることを指しているのではないかと思います。しかしライセンスがオープンだといって、そのコードの利用者が、コードの開発者になるわけではありません。
似たような事件はiphoneでもあったようです。
NatsuLion for iPhone クローンがライセンス違反で売られてる件
http://d.hatena.ne.jp/takuma104/20090328/1238261494
NatsuLion for iPhone クローン (略) から学んだこととかまとめ
http://d.hatena.ne.jp/takuma104/20090329/1238329981
プログラム本体に関しては、前記の内容でカバーされていると思いますが、ライブラリに関してはどうでしょうか?配布時にjavaxのjarなどを一緒にすることに問題はないのでしょうか?これもそれぞれのライブラリのライセンスによります。
GPLの場合:
Javaのようなオブジェクト指向言語において、GPLが適用されたあるクラスをそれ自体は改変せず、サブクラス化して利用するとします。このような場合、GPLは結果としてのプログラムにはどのように影響するのでしょうか?
http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html#OOPLang
契約書表示の例
http://publib.boulder.ibm.com/tividd/td/framework/GC32-0804-00/ja_JA/HTML/instgu35.htm
OSI承認オープンソースライセンス 日本語参考訳
http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/licenses
JavaMailのFAQ(超訳)
Q: Can I get the source code for the JavaMail API implementation? (JavaMailのソースを使っていいの?)
A: Starting with JavaMail 1.4.2, the source code for the JavaMail API Reference Implementation is available under the CDDL or GPL open source licenses in the JavaMail project at Kenai. You’ll need Mercurial to check out the source code. Previous releases of JavaMail are also available as part of Project GlassFish. See the mail module page at GlassFish for more details.
(ソースコードのライセンスはCDDLかGPLになってます。1.4.2はMercurial , その前のはGlassFishにあるからくわしくはそっちを見てね)
http://java.sun.com/products/javamail/FAQ.html#free
JavaMailのライセンスについて
http://kenai.com/projects/javamail/forums/forum/topics/604-JavaMail-licensing?
要約:ダウンロードできるアーカイブに入っているLICENSE.txtはバイナリ向け。ソースはCCDL, GPL,BSDライセンスです。
バイナリに関するライセンス(LICENSE.txt)
http://kenai.com/projects/javamail/sources/mercurial/content/doc/release/LICENSE.txt?rev=148
CDDL に関する FAQ Open Solaris 公式サイト
http://jp.opensolaris.org/faq/licensing_faq/
すごくざっくりまとめると
1. 元々SDKに入っているjavaとかandroid,*とかに関しては利用表示なども不要(必要だという記述がない)
http://developer.android.com/sdk/terms.html
2.外部jarの場合は、一部(MITライセンスなど)を除き、どこかにそれを使ってますよ表示が必要。
(例 http://commons.jakarta.jp/license.html)
3.オープンソースのコードを変更して、jarを作る場合は2と同じ。もちろん改変が可能であるライセンスであることはいうまでもありません。改変したコードの公開(入手)に関してはライセンスによります。例えばGPLであれば変更したソースを要求された場合は渡さないといけませんが、一般に公開しなければならないわけではありません。
となるようです。
具体的には
NatsuLion for iPhone クローン (略) から学んだこととかまとめの
http://d.hatena.ne.jp/takuma104/20090329/1238329981
AppStore で配布する際の iPhone アプリで、New BSD License のコード等を使用する場合の適切な方法は、僕の考える限り、以下ぐらいの手法ではないかと思います。
EULA に License 文書をそのまま入れる
アプリのどこか、たとえば「設定」や「このアプリについて」とかに、License 文書を全文表示できるような仕組みを作る (webViewっぽいViewで組み入れているものも見かけますね)
AppStore からリンクされているサポートページが事実上ドキュメントなので、そこに License 全文記載されているページへリンクする
にあるような対処になると思います。
参考:
法務ネット カテゴリー「Q&A:オープンソース」の22件の記事
http://www.homu.net/cat2023329/index.html